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管楽器を吹かれる方へ

管楽器を吹かれる方へ
当院では管楽器を演奏される方の矯正治療を行っています。

1)楽器演奏時のレントゲン写真を参考に楽器と歯の位置関係等を考慮し治療方針と使用装置に反映します。
2)少しでも演奏に支障のないよう小さい装置を探し使用しています。取り外しの出来る装置も扱っています。
3)少しでも固定式の装置をつけている期間が短くなるように工夫しています。
4)治療の進め方によっては一時的に歯の位置関係が変わり吹けなくなることがありますが、そういうことの起こらぬよう治療手順を考慮しています。
5)とはいえ、装置を入れたばかりの時やワイヤーの力が強くなるときは演奏に支障が出ることがありますので、演奏活動のスケジュールに配慮して治療を進めます。
6)矯正治療終了後に歯の形態の微調整を行うと演奏しやすくなることがあり、適宜おこないます。

金管楽器(トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニウム、チューバ):金属製唇側ブラケット(外側)の小さく薄いものをお勧めしています。リンガルブラケット(内側)での治療も行いますが、内側だからといって演奏に全く支障がないわけではありません。歯並びの状態によっては、部分的な治療や取り外しが出来る装置(クリアアライナー)で十分な治療結果を得られることもあります。

シングルリード木管楽器(クラリネット、サックス)、ダブルリード木管楽器(オーボエ、ファゴット)、フルート:下の歯には金属製唇側ブラケットの小さく薄いものを用いることで、唇に痛みを生じることなく吹ける方がほとんどです。上の歯は目立たない透明の唇側ブラケットをつける方が多いですが、金属製に比べ少々厚みがあっても演奏には問題ないことが多いです。

一般的に管楽器を演奏される方が矯正器具をつけて痛くて吹けないと思われていますが、装置や治療手順を工夫することで、演奏活動を十分続けることができます。矯正治療の間は管楽器演奏を休止すべきという方もおられますが、矯正装置により少々の吹きにくさがあっても練習を続けたほうがよいと私は考えています。2年間楽器を休むことのマイナスのほうが大きいからです。
差し歯等で歯並びを変えることと違い、矯正治療では少しずつ歯が移動しますので(月に1mm程度)、アンブシュアが適応しやすいです。

矯正歯科医の中には、管楽器演奏により上顎前突や開咬が直らないことがあるので、治療中の管楽器演奏を禁止する方もあります。しかし、その楽器とアンブシュアによっては影響のないことが多く、直りにくいケースでも演奏時に歯にかかる力を考慮して治療をすれば十分によい結果を得ることができます。

歯並びを直したいが楽器が吹けなくなるのが心配、吹きながら矯正治療をしたいという方はお気軽に相談ください。

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